鉄は、熱いうちに打て。

1歳4カ月からの“DWE子育て”と、聞きかじり早期教育の実践。

知ってますか?“関わりことば”③(大人にも使えますよ編)

関わりことばが好きすぎるtetsu_atsu(鉄熱)です。
(社)発達協会常務理事 心理・言語担当 言語聴覚士 精神保健福祉士の湯汲英史先生が提唱する関わりことば、以下、2回にわたって記事にしました。
www.tetsu-atsu.com
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関わりことばが好きすぎるゆえに、長くなりました。今回でまとめます。

関わりことば⑮「残念、仕方がない」

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湯汲先生のことばのなかで、印象に残った部分を抜粋します。

  • 「残念」「仕方がない」は、怒りや悲しみのコントローラー役を果たすことば
  • 子どもが大切なものを壊したときには、注意や叱責はひとまずおき、「残念、仕方がない」と話しながら、子どもが自分で気持ちを静められるようにする
  • 「人の一生は、喪失のときである」という。生きていくなかで、たくさんの大切な人や物との別れ、失っていくのは大人も子どもも同じ。「残念」ということばは、喪失の悲しみを乗り越えていくきかっけを与えてくれるのではないか
  • 「仕方がない」は、人生の無常を教えてくれる

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.99~100より引用)

「残念」とか「仕方がない」に、こんなにも奥深い意味が隠されているとは。一見、「ネガティブ」なことばにとらえられがちですけど、じつはそうではないんですよね。だから、子どもにもきちんと伝える(語りかける)ことができる、そんなことばだとあらためて感じました。

関わりことば⑱「怖い顔をしない」

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これまた、ガツン、とやられたことばです(笑)。
「子どもは欲求に忠実。欲求がすぐにかなわないといらつき、怒ったような態度が顔やことばに表れることがある」と湯汲先生。
(それ、わたしです(^^;)。よく、夫にもたしなめられます。情けない(^^;))

子どもがそういう表情や大きな声、乱暴なことばを使ったときには、「そんな怖い顔をしない」「怒った声でいわない」とたしなめたいものです。そうやって相手がどう感じているかを伝えることによって、自分の感情をコントロールし、相手の気持ちを想像する力を育てます
子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ(P.99~100より引用)

(^^;;)
わたしは「相手の気持ちを想像する力」不足のようです。なんとなく、うすうすは気づいていたんですが。

まとめ、みたいなこと

なんだか、子どもを育てるには、あまりに未熟である(歳は食っています)ということを、わたしはこの本

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ

を読んで思い知らされたわけです。
だから、いちいち「胸がざわざわ」したのであり、「ガツン、ガツン」と心に響きました。そして、この本はいつでも手に取れるようにしておこう!、と台所近くに置いておくことにしました。それくらい、わたしにとってなくてはならない本です。

湯汲先生のサイト「関わりことばの会」がすごい

湯汲先生は親切、湯汲先生はやさしい、と、記事内で書いてきました。さらに付け加えると、湯汲先生は太っ腹です。
その理由はこのサイトにあります。
www.kakawarikotoba.com
パソコンの音声をONにしてみてください。
なんと!湯汲先生の講義?を聞くことができます。
それから、サイト内の「26のことば」をクリックすると…(サイトを下にスクロールしてもよいです)
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子育に必須の26のことばを、すべて見ることができます。
わたしが挙げた以外にも、たくさんのすばらしい関わりことばをみることができます。
興味をもたれたかたは、ぜひ、参考にしてみてください。